#2シングルマザー 子育て中のママへエールを 【 私の息子は自閉症 】姫路市カウンセリングルームプチフォレスト
2019/10/09
こんばんは^^
姫路市カウンセリングルームプチフォレストです。
昨日 #1を書かせていただきました。
本日は#2の幼少期編です^^
この時はまだ自閉症スペクトラムの診断を受けていませんでした。
息子が退院し、やっと一緒に暮らせるようになりました。
出産から3ヶ月が経過し、ようやく2400gの小さな赤ん坊です。
「おんぎゃぁ~」と泣いているのを聞いて感動したのを覚えています。
未熟児網膜症で定期的に検査が必要で、病院を受診していました。
退院してからはミルクもたくさん飲み すくすくと大きくなり、
離乳食も食べるようになります。
徐々に、変化が起きてきます。
1歳~2歳くらいで好き嫌いがはっきりしてきます。
個性もあるし誰でも好き嫌いはあるものだと思いあまり気にしていません。
言葉もあまり話しません。これも個人差があるので気にしませんでした。
2歳~3歳の間で食べ物や遊ぶものに強いこだわりをみせるようになります。
薬は意地でも飲まないと言うので、1日3回の抗生剤などは1回飲むまでに1時間かかりました。
泣いていじけて怒られるより、嫌なものはひたすら嫌と何時間でも言います。
苦手なものは絶対に食べません。
どう諭しても食べられませんでした。
とても偏食で肉や魚、野菜も食べませんのでどう工夫するかを考えました。
ハンバーグは食べれます。なので野菜を細かく細かく刻んで
混ぜ合わせて作ります。食卓に並んだハンバーグを指さし
子「ぜんぶとってー」
細かく刻んだ野菜を取り除くよう言うのです。
私「・・・ダメか」
ほぼ炭水化物しか食べず、水やお茶も嫌います。
食以外に関しても幼少期は諭す事の理解が非常に困難でした。
しかし他者に飛び火するような問題はありませんでした。
遊びとなれば1つのおもちゃを肌身離さず持ち回り
息子は眠くなると、ベビー枕とおしゃぶりとミニカーがセットでした。
買い物に行くと同じものを欲しいといい
ミニカーの塗装がはがれたり傷がつくと機嫌を損ねます。
かといって買い替えても古いものを捨てません。
大きなかごを、おもちゃ入れにして片付けを教えます。
片づけたそばから散らかしていました^^
TVでは戦隊ヒーローものを流してみますが
全く興味を示しませんでした。
本格的なWRC(ワールドラリーチャンピオンシップ)のビデオにくぎ付けです。
持っているミニカーもインプレッサやセブンなどこだわりがあります。
3歳になってから保育園に通い始めます。
とってもマイペースでおっとりしています。
言葉数がないのですが、感情のブレもさほどありません。
給食の時間のみ食べられないものに時間をかけていました。
1口だけ頑張ろう、と先生の声掛けに対し苦々しい顔で頑張って食べたのです。
外では頑張れるんだと大きな1歩に感動しました。
お絵描きのスケッチブックには車のメーターを書いています。
ここから3年間メーターを書き続けていました。
徐々に精度があがり、吸収した記憶の中のメーターを
楽しく書いてとても子供が書くとは思えないクオリティになっていました。
家に帰ると決まっておしゃぶりとミニカーをもって外で遊びます。
すると、メーターを書きだしてから針の揺れるものに興味が湧き、
サンタさんにはヘルスメーターをお願いしていました^^
体重計、キッチンスケール、時計を集めるようになります。
あくまでアナログのみです。
食事の際はキッチンスケールにお茶碗をのせてご飯を量っていました^^
同級生の子供と遊んだ時に、集めているおもちゃが全く違うので
戦隊ヒーローの人形やカードがたくさんある中で
同級生はゴジラの登場シーンをまねてドシンッ、ドシンッと怪獣になり切っています。
息子はゴジラの人形を持ち、歩かせながら言いました。「トコトコトコォ~」。
周りの大人は思わず笑みが溢れて和みました。
シャボン玉セットをみるとスーパーボールとテープを使い
自分でメーターを作っていました。
その年のサンタさんはバイクのメーターをお願いしていました^^
個性というのは100人いれば100通りなので
簡単な子育てなんてありませんし、正解もありません。
なので、発達段階で「ん??」と思ったことはありますが
だからと言って子供に何かを強制するというのは考えもしませんでした。
この子はこのペースなんだな、と認識しながら
成長が見られた際は喜び、大いに褒めて
強いこだわりで困ってもグッと忍耐強く、伝え方を考えました。
(※ 今、子育てで悩んでいるお母さんがいたら我慢するだけでなく
周りのサポートシステムを利用したり、一人で悩まずご相談ください 。
あくまで個人の経験談です。)
親が子に対してどんな関わり方が適切なのかを
子供に合わせて柔軟に対応して、子供が笑っていれば
それが1番なのだと思います。
正しさや、正解がないことと、躾と称した虐待はイコールではありません。
幼少期は手がかかることも多く、大変でしたが
小さい時期はすぐ過ぎてしまうので写真をたくさん撮りました。
保育園の卒園式でまた息子に感動をもらいました。
かけがえのない大切な存在です。
明日の#3では、診断までの経緯、そこの至るまでの道のりを書いていきます。
姫路市カウンセリングルームプチフォレストでは
子育てに悩むお母さん、お父さん、親に悩むお子さん全ての方に
手を伸ばしていただければ必ず その手を掴みますので
いつでもお気軽にご相談くださいませ。