コーチング【 自分のチームの雰囲気が悪いと感じたら 】姫路市カウンセリングルームプチフォレスト
2019/11/29
・コーチング
【オウム返しをする】
このような事例がありました。
小学生になったばかりの娘さんが、体調を崩し、
入院しなければならなくなりました。
娘さんにとっては、初めて体験する1人きりの夜です。
とても嫌がりました。
「病院はこわいよ」
「早くお家に帰りたい」と、泣き続けたのです。
そんな娘さんを、何とか説得しようと、
「1日だけだよ」
「こわくないから大丈夫だよ」と、最初は優しく言いました。
しかし、いつまでも泣き続けるので、
「いうことを聞きなさい」
「1日くらい我慢しなさい」
つい声を荒げてしまったそうです。
そうすると、説得どころか、一層激しく泣き出しました。
どうしたものかと途方に暮れているとき
ただただ、同じ言葉を繰り返してみました。
「入院するのやだよ」 「やだよね」
「お家帰りたいよ」 「帰りたいよね」
2分くらい繰り返していると、ポツンと言いました。
「パパ・・私、入院する。」
コーチングの基本的な哲学は、
『安心感で人を動かす』というものです。
アメやムチで相手を動機づけるのではなく、
安心感をお互いの中に作り出し、
それを相手が行動に起こすための土壌とします。
相手に安心感を与える非常に強力な方法が、
この、「同じ言葉を繰り返す」です。
語尾のみ繰り返しても良いし、あるいは、「そうだよね」
などの文で、置き換えても構いません。
「同じ言葉を繰り返す」ということは、
相手の意見に賛成するということではありません。
相手が今、そういう状態にあるということを、認めるということです。
同じ言葉が繰り返されないのが長く続くと、
人は、今、ここでの自分のありかたに対して漠然とした不安を
持つようになります。
「このままでいいのだろうか」と。
そのように言葉にはっきりならないまでも、
妙に苛立ったり、怒りっぽくなったりします。
1度、信じられなくても試してみてください。
「最近、ちょっと疲れ気味なんです」と言ったら、
「疲れてるんだな」と。
そのあとでも、いいはずです。
「もうちょっと頑張ろう」と、言うのは。
相手の言葉を繰り返すことで、
安心感を与え、行動を起こさせる。
姫路市カウンセリングルームプチフォレストでは、
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