メッセージ【 生きることに絶望している方へ 】姫路市カウンセリングルームプチフォレスト
2019/11/08
命が尽きることを、切望してしまう。。。
生命の灯を、自ら消してしまいたい。。。
そう考えるまでの道のりは、
とても険しい道だったでしょう。
そして1度は、言われた経験があるのではないでしょうか?
「死ぬほどのことじゃない」
「お前は考えが甘い」
「弱音を吐くな」
「諦めずに頑張れ」と。
そして、更に無気力になり、
「一体、私の何が分かるの?」
誰にも理解されないのだと、1人で抱え込みます。
そこまでの道のりは、1人1人に、
心が壊れるほどのプロセスがあります。
・社会に出て、不眠不休で頑張っても、誰にも認められない。
・学校で何年も毎日、執拗ないじめにあっている。
・いつも暇つぶしで殴られる、まるでおもちゃで遊ぶように。
・進学校の受験後、重度の鬱病で死を考えている。
・親から、出来損ないと扱われ続け、生きる気力が消耗した。
そして、擦り切れて疲れ果てた心が、
どこへいこうとするのか。
「自分さえいなくなれば、それで解決するだろう」
「こんな無気力な毎日を、生きる意味がない」
「僕の存在がなくなれば、平和になるだろう」
「迷惑だと思われるなら、消えれば迷惑をかけずに済む」
「もう、死ぬ以外に選択肢がない」
もがいて、耐えて、耳を塞いで、心の声を無視して、涙も枯れ果てる。
見つけた光は、生きることからの解放。
終わりの瞬間に、やっと、平穏を手に入れる。
周りを見渡せば、悪意を、いとも簡単に電波にのせる。
誰かを追い詰めている事など、知りもしないで。
生まれた環境に受け入れられず、過去の傷跡が消えない。
もっと、もっと、想像を絶する過酷な環境に居るのかもしれません。
今も、多くの命が自らの手で絶たれています。
まだ自分を断つことをかんがえているあなたへ。
痛みも、苦しみも、1人で抱え込んできて、とても辛かったですね。
目の前の世界が、自分の世界の全てのように思ったことでしょう。
もう、そこに留まらなくていいんです。
逃げ出していいんです。
自分を優先していいんです。
自分を大切にしていいんですよ。
もう、いっぱいいっぱいになるまで、頑張りましたから。
壊れてしまった心の破片を、必死に集めて生きていてくれました。
よく命を繋ぎとめていてくれました。
明日の事も分からないのに、押しつぶされそうな波に、
毎晩苦しんでいるとしても、それでも、生きてこれを読んでくださっている。
陳腐な私の言葉ですが、
命の在り処をどうこうできるなど、烏滸がましいことは考えていません。
あなたの大切な人はいますか?
家族・友人・知人・親友・同僚・学校、誰か1人でいいんです。
自分の事を理解してくれる人を、思い浮かべてください。
その方が自分の命を絶ったとしたら、あなたはそれを聞いて
どう感じますか?
「なぜ、何も言ってくれなかったんだろう。」
「いつも話聞くからって、笑ってたのに。」
「私はまだ、伝えたいことがあるのに」
ただひたすらに、無いことに抗うすべも無く、自身を無力だと
責めてしまうかもしれません。
つまり、同じことなのです。
あなたがいなくなった世界で、あなたを思い唇を噛みしめて
心に消えない傷を負い、涙する人が、必ずいるのです。
それを知っているから、逝けないという人も多いのですが、
苦しみのどん底のあなたは、決して1人ぼっちではないのです。
逃げてもいいんです。
泣きわめいてもいい。
あなたがもっと、自分らしくあれる世界が、居場所が、必ずあります。
後ろを振り返って、憎まなくてもいい場所が。
居心地のいい、あなたしか見つけることのできない、
笑顔でいられる、自分自身のままで居られる、たくさんの選択肢に
目を凝らしてみてください。
すぐに見えなくても、視野を広げることができたとき、
自分の視野や価値観の限界が、世界の視野の限界ではないことを、
理解し、客観的に、見られる時が必ず訪れます。
自分を苦しめるものが何なのか。
最も問題となっている事は何なのか。
どこまでが自分の問題なのか。
どこからが相手の問題なのか。
それは自分1人で解決できることなのか。
紐解いていくと、物事がシンプルになっていきます。
ぜひ、可能であれば周りの信頼できる人の力、相談できる場所の確保に
目を向けてみてください。
まずは、ご飯を食べて、ゆっくりと眠ることからはじめてみませんか?
姫路市カウンセリングルームプチフォレストでは
時間外受付を23時まで延長しておりますので、
緊急時や、ご都合に合わせて、いつでもお気軽にご相談くださいませ^^