コーチング【部下の方が知識を多く持っていてどう接したらよいのかわからない】姫路市カウンセリングルームプチフォレスト
2019/11/04
コーチング【 部下の方が知識を多く持っていてどう接したらよいのかわからない 】
ある企業で、「マネージャーが部下の中にある答えを引き出すことができると
とてもいい」という話をすると、
「答えがあればいいけど、答えがなかったらどうすればいいんですか?」
と、少々苦い顔で質問された方がいたそうです。
というのも、部長である彼の所属する科には、
稀にみる天才がいるというのです。
その分野では稀に現れる天才にいかに研究しやすい環境を
与えてやれるかを第一の使命としていて
少なくともその分野に関しては答えは誰の中にでもあるものではなく
ごく少数の天才の中にのみ存在する。というのが彼の意見です。
このケースは極端だとしても、答えを持ってない部下からどう答えを
引き出すのかと。
企業の場合はコーチングよりもティーチングの方が効率的だったり
効果的だったりする場合もあります。
仕事のリスクが高いのに、それを担当する部下の職務能力が低ければ
ティーチングが中心になるでしょう。
しかし、答えを出すまでに時間的に余裕があるのであれば
答えを与えるのではなく、答えの見つからない部下に、
「じゃあ、をその答えを見つけるためにどんな行動がとれる?」
と聞き返します。
相手は本屋に行くかもしれないし、ネットで検索するかもしれない。
はたまたそのことについてよく知る同僚に尋ねるかもしれません。
いずれにしても、与えられた情報よりも
自分の足でとりに行った情報の方が、実際に使える知識として
活用される確率が遥かに高いのです。
「天才とは努力する凡人である」アインシュタインが正しければ
凡人を旅に出すことで天才という頂きに一歩近づけるかもしれません。
答えを教えるのではなく、自分で見つけさせる。
そして、リクエストを聞くことで
職場でどんなサポートが有効かわかるでしょう。
少なくとも「あいつのため」という思い込みで相手の負担に
なるのならいっそのこと聞くことの方が「あいつのため」になるでしょう。
迷っているよりは、相手が何を欲しているか聞いてみる。
こちらは少しモチベーションが左右するのですが
タイミングや提案の仕方を見極めて事例とともに提案するのが良いかもしれません。
コンピタンシーリスト
ある職務において有すべき行動能力ですが
例えば営業マンにとってのコンピタンシーは
「顧客訪問時、必ず事前に質問を考えている」であったりします。
全体の能力を向上させるためのチェックリストがあり
社員の職務能力は高いレベルで平準化され自ずと業績は上がるだろう
という考えです。
ところが、成功例をあまり聞いたことがありません。
チェックリストを持たせること自体はスキル向上意欲のために
有効ですが、できれば個人個人独自の期限や目標を具体的に
定めたものを作成し、やらされているリストから、
これをやり遂げるぞ!というリストの方がモチベーションが上がります。
そしてやり遂げた達成感や体験を同僚と共有し次の目標を定めることも
楽しんでスキル向上し進化していくことが可能になります。
「○○○しなければならない」には個人差もあり限界が来ます。
「○○○したい」という気持ちが自然と行動に結びつくのです。
ゲームをしているかのように取り組めるポイントを
必ず押さえて独自のチェックリストを作成させましょう
オリジナルチェックリストを作らせ、やる気を引き出す。
姫路市でカウンセリング・メンタルトレーニング・コーチング・ストレスマネジメントを
お考えでしたら、プチフォレストへ、いつでもお気軽にご相談ください。