#1シングルマザー 子育て中のママへ【 私の息子は自閉症 】姫路市カウンセリングルームプチフォレスト(追記あり再掲)
2019/10/08
皆さま、こんばんは^^
姫路市カウンセリングルームプチフォレストです。
タイトルにございますように、本日は自分の経験から
出産までの経緯と思いなども併せて書いていきます。
当時20才の私は妊娠期に安定期を過ぎても、下腹部に痛みを伴っていましたが、
それが異常であるとは知らず、過ごしていました。
掃除機をかけただけで出血したり、そんなものなのかな?と思っていたのです。
ところが、妊娠7ヶ月で強めの痛みを伴う出血があり
近くの知人に状況を説明したところ、
「すぐに病院で受診した方がいい」とのことで
総合病院を受診しました。すると、
「すぐに入院です。ご家族に知らせてください。」「車椅子持ってきて!」
と、何が何だかという間に、ベッドに寝たまま全身の筋肉に力が入らないよう
副作用で息が切れる点滴投与がはじまりました。
医師曰く、
「陣痛が来て出血し 子宮口が1㎝開いています、
1日でも長くお腹に留めておく必要があります」。
とのことで、まだ7ヶ月の赤ちゃんが育っていないので
注射や点滴で何とか陣痛を止め、重力がかからないように
起き上がる事もできず、体に管が通され、点滴の副作用で
100mを全力疾走したような息切れの中 のどの渇きに耐え
その夜は、日常が一変した日で、頭での理解が追い付かぬまま
眠れぬ夜を迎えました。
翌日、寝たきりで食事をとるのですが、薬の作用で全身の力が入らないので
お箸を持つ手がプルプルと震えて、ご飯をつかむことができません。
ようやく口へ運んでも、半分くらいはこぼれてしまいます。
ですが、スプーンに助けられました。
1日・2日・3日を経過したころ、陣痛がきてしまいます。
すぐに更に強力な点滴に変わります。そして何とか陣痛を抑え続けます。
相変わらず寝たきりの毎日は、入院から10日目に変わりました。
朝から陣痛がきてしまい、出血したのです。子宮口も開いています。
周りは急に慌ただしくなり、考えている時間もありません。
間髪入れず、自然分娩では赤ちゃんに危険があると言われます。
私は突発的に
「切ってください、無事なら何でもしてください!」
と言って、術前準備をしながら徐々に緊張と不安を募らせ
オペ室へ運ばれます。切迫早産で緊急帝王切開をしました。
980gの男の子が誕生し、NICU(新生児集中治療室)へ運ばれました。
「っぁぁ…」
という小さな小さな産声を聞いて、私は意識を手放しました。
目を覚ますと病室で、まだ意識は朦朧としていました。
その翌日から自力で動かないといけないのですが
10日間の点滴で筋力を全く使えず寝たきりだったこともあり
3分~5分歩いた程度で、筋肉痛になりました。
私はNICUに行き保育器の中の我が子と会いました。
体のあちこちに管が通っており24時間体制で見守られている。
機械音やアラームが響く場所、連れて帰ることも、この手で抱くこともできない。
早く生まれてしまったばかりに、この子に辛い思いをさせてしまっている。
どれだけ唇を噛み締めても、涙を堪え切れませんでした。
泣くな!泣くな!私が泣くな!
今、生きようと必死に 命の灯を繋げようと
目の前で、我が子が独りで闘ってくれている。
祈るような毎日。
「先生からお話があります」
何度聞いただろうか。その度何があったんだろうと不安を隠した。
「数か所 脳出血が見られます。どんな障害が残るかは分かりません。
ですが、覚悟はしておいてください」。
生まれてから赤ちゃんは体重が少し落ちるのですが
我が子は800gになりました。
彼は小さな小さな体で一生懸命に、闘ってくれました。
1ヶ月半が経過したころ 初めて抱っこができました。
無意識に、肩に力が入ってしまいます。
そして、カンガルーケアができるようになり
沐浴もできるようになりました。
「退院は2400gになったらね」
先生の言ったその2400gになり、無事退院します。
実に NICUでの、100日間の闘いでした。
生まれてきてくれて 本当に、ありがとう。
明日#2で 息子の成育歴を書いていきます^^
現在 子育てで大変な日常を送る
ママさんは 日本中にたくさんおられます。
自分の時間はなく 自由に息抜きすることも
ままならない状態です。
ご両親、ご主人、ご近所さん、
どのような関係性であれ、サポートシステムがあれば
追い込まれる確率は軽減されます。
一方で、
誰の助けもなく、ご主人からも、「母親」という役割を
完璧にこなさないと 責められたり、出来て当たり前と言われ
気力をすり減らし消耗しながら
時間に追われているママさんも多くおられます。
泣きたいのは私の方だ。と、踏ん張っているお母さん。
独りで抱え込まないでください。
人は 全能ではありません。
辛い時は、手を伸ばしてください。必ずその手を握り返します。
一人でも多くの頑張りすぎてしまうママさんに届きますように。