関わり方【精神障害者保健福祉手帳】姫路市カウンセリングルームプチフォレスト
2019/07/24
皆さんは「精神障害者保健福祉手帳」をご存じでしょうか。
対象者は、精神疾患を患う人のなかで、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある人が対象です。
この手帳の交付により受けられる支援が
①通院医療費の公費負担
②税制の優遇措置
③生活保護の障害者加算
④公共サービスなど。
国の政策による支援は賛否両論あるかと思いますが
精神障害者として国に認定されるスティグマもあります。
現在日本では3人に1人が「うつ」の疑いがあると言われている
まさにストレス社会です。
精神障害で苦しみ、病と向き合い治療を進めている人もおられます。
それには費用がかかりますので、費用面だけでも負担が軽くなるかもしれないと
申請対象者に該当する人もいるのですが、中には申請しない方がいいと判断する人もいます。
なぜならば手帳を交付されることにより、国からの支援は受けられるが
精神障害者として国に認知されるからです。
それによって社会生活に影響を及ぼす恐れもあるというのが現実です。
日本人は精神論で「病は気から」「気の持ちよう」など一見励ましのようで
当の本人からすると「なぜ、分かってくれない」という残酷な一言にもなります。
よく、状況もわきまえず「頑張って」「頑張ろう」というのも同じです。
一種のあいさつの如く飛び交う言葉で、蔓延していますが当の本人は
「さらにまだ頑張らないといけないの?」という気持ちになる人もいるのだと
知らなければなりません。
社会問題とまでなっている「うつ」は怠け病などと言われた時代もありますが
全ての病気が自然治癒するのではありません。
可哀想でも特別な何かでもありません。1つの個性です。
ただ理解をすることが大切です。
そして、周りのサポートシステムが重要です。
自身もサポーターもケアが必要なのです。
姫路市でお困りの方はどんなご相談でもカウンセリング致しますので
一人で抱え込まずお気軽にご連絡ください。