精神医科学【カウンセラーの役割】姫路市カウンセリングルームプチフォレスト
2019/07/23
心と医学の関係(精神医科学)
難しく見えるかもしれませんがとてもシンプルです。
カウンセリングに携わる上で、医科学知識は必要となります。
心は、環境や性格、様々な外的要因や内的要因などに反応し、
影響されて人格形成に大きな成長をもたらせます。
しかし、時としてそれが要因となり「病」となる可能性も秘めています。
「心」の状態を客観的且つ具体的に他者へ述べることができるでしょうか。
①悲しい・息苦しい・焦っている・イライラする など
②嬉しい・気分が良い・落ち着いている・和やかな気分 など
①はあまり気分の良くない時に使われるのではないでしょうか。
②は良い気分の時に使うことが多いのではないでしょうか。
では、例えばAさんがカウンセラーに面談にきたとします。
その内容は、職場環境や現在の状況、体の異常など。
医学的に注目するのは体の異常です。診断・治療は医師の役割ですので
カウンセラーは生理学的症状も併発していないかという点でお話します。
新たに得られた情報をもとに、生理学的症状については医療機関を受診し
治療や改善の必要性を伝え、職場の悩みはカウンセリングを進める方向を決めました。
上記の例は非常にとんとん拍子での例です。
「心の病(問題)から生理学的症状が発生するだけではなく、
その他の要因も含めた見方をする。」ことが大切です。
カウンセリングのみの支援・援助・訓練・啓発ではケアできない事もあるので
その際は医師・行政・司法などと連携し総合的に見てクライアントのケアを
行うのもカウンセラーの役割であると考えます。
そして、時代の流れによって変わっていく現代社会の中で
カウンセラー自身も常に新たな学びを体得していく必要があります。
精神科や心療内科に行くには抵抗がある、という方は非常に多いです。
メンタルヘルスの重要性を社会が認識しはじめたのは
つい最近といっても過言ではありません。
各専門家と連携し、クライアントにとって必要な情報や方向性を
共に導き出し、問題解決のために寄り添う存在がカウンセラーの役割です。
という大きく説明をすればそういった役割ですが
プラスでカウンセラーによって感性が異なりますので
あくまで普遍的な基盤があり、そこにカウンセラーの相性などももちろんあると思います。
病院に行った方がいいのか・・でも行くのは気が重い・・など
どんなお困りごとも言葉にして話してみると気が晴れることもありますので
自分では突破口が見えないなとお悩みの方は
姫路市カウセリングルームプチフォレストへお気軽にご相談くださいませ。