【ダブルバインド】親と子・先生と生徒・上司と部下 姫路市カウンセリングルームプチフォレスト
2019/07/21
ダブルバインドとは、食い違う意見を押し付けられてサンドイッチのような状態のことです。
例えば、母親は「絶対に喧嘩をしてはいけません」と教えたとします。
父親は「絶対に喧嘩で負けてはいけない」と言い続けていたら、
子供は、どちらを優先して守ればいいのか分からなくなります。
内容は違えど、同じ家庭の中で食い違う意見を常日頃子供に言い聞かせている環境です。
学校でも先生の意見が常に同じ見解になることはなく、
顧問の先生は「体が資本だから今日はしっかり休みなさい」といい
コーチは「その程度でなにさぼろうとしているんだ、やる気がないのか」といった場合
生徒はどちらを優先すればいいのでしょうか。
顧問の先生の意見を優先すれば、極端に体に負担をかけずに明日に備えられます。
しかし翌日コーチの容赦ない言葉が待っています。
コーチの意見を優先した場合、傷めた部位をさらに酷使し悪化して
翌日顧問の先生に、なぜ無茶をしたんだと心配をかけてしまいます。
会社でも同様に上司といってもいくつも肩書きがあり
部長は「残業して今日中に終わらせてくれ」といい
課長は「なるべく定時で上がってくれ」といったとすれば
持ち帰ってできない事もあるのでどうしても残業しなければいけないのにするなという意見もでてしまっている。
どのような関係にせよ、大事な優先順位は自分で決める意思が必要です。
親にもサンドイッチで大変な環境を強いられた場合本来の勉強や部活、余暇を楽しむことも阻害されます。
上の立場というポジションが横暴な意見が通る、思い通りになると考えている方が大きな勘違いを
していますので、視野を広げ自分自身の内面を理解し、1人1人としっかり向き合う必要があります。
今、実際に悩みを抱えている方、そんな時はどうすればいいの・・・と行き詰っている方
本当にたくさんいらっしゃると思います。
姫路市のカウンセリングルームプチフォレストではカウンセリング・メンタルトレーニングやコーチング・
ストレスマネジメントなど、お悩みに応じたプランをご用意いたしますので
いつでもお気軽にご相談くださいませ。