【親と子】姫路市で親子関係に問題を抱えていてカウンセリングをお考えの方はプチフォレストへお気軽にご相談ください。
2019/07/16
姫路市のカウンセリングルーム プチフォレストです。
昨日は、親と子のお話で親にフォーカスをあててお話しました。
本日は子供にフォーカスをあてて書いていきます。
子供は親が思っているより親の会話を聞いています。
まだこの子には理解できないだろう。という話も目の前で喧嘩していても
聞いていないように見せていますがしっかりと聞いたことに対する自分の感情まで理解し
喧嘩をしている親の機嫌を損ねないよう気を使って何も発言しない事を選択しているのです。
些細なことであれば、人と人ですから多少意見が衝突しても 大きな影響はないでしょう。
しかしその積み重ねで毎度繰り返されると、「ああ、またはじまった」と落胆はするものの
聞いていないフリをしているでしょう。
そして友人などに「うちの親が・・・」と相談していたり愚痴をこぼしたり様々です。
ここまでは比較的ありがちな事例ですが、ここから更に親の衝突や行動がヒートアップした場合。
例えばお酒を飲んでは暴れる、いつもヒステリックに罵声を浴びせる、1番優秀であれと期待と執着を押し付ける。
このような場合には、子供の自尊心は少しずつ崩れて自己を肯定する力を失っていきます。
すると子供は、こんな自分だから叩かれるんだ、自分が悪いから罵られているんだ、いい子になって期待に応えなきゃ愛されないんだ。と考えるようになります。
親は知らず知らずのうちに子供の心を根こそぎ奪い 子供に条件を満たさないと認めないよ。と信号を送り続けているのです。
そしてその条件を満たしても、もっともっとと期待と執着を子供の肩に背負わせていきます。
どこまで行っても何を振り絞っても愛されない、「どうして?」と「もっとやらなきゃ」という葛藤の中で
魂をすり減らして期待に応えようとします。いい子であろうとします。親の望むものであろうとします。
しかし99点のテストの答案に対して 「1点足りないのは努力が足りないんだ。」というのです。
不可抗力の時代に構築してしまった人格は子供の一生を左右します。
無意識で発言している言葉の攻撃力を親は知ることなく刃を振るい続けます。
親に愛されなかった子供、第一の社会で人格の形成に成功しなかった子供が大きくなり社会性を学ぶのが
どれほど困難であるか、承認の欲求を満たすために足りないパーツを補い続ける人生になります。
この親という存在の影響力に、どれくらいの子を持つ親が耳を傾けるのでしょうか。
いくつになっても修正することは可能です。なぜこんなに胸が痛いのか分からないという方も
これからは自分の人生を生きるんだと過去を乗り越えたいと考える方がいれば、いつでも
お気軽にご相談ください。